婚約者には愛する人ができたようです。捨てられた私を救ってくれたのはこのメガネでした。
バタバタと焦った様子で姿を現したリューディアは、いつも通りの彼女だった。しかし、普段の彼女と違うところが一つだけあって、それは彼女の目が点になっていたということ。
「レン……。今日は、どうされたのですか?」
「うん。ほら、事務所荒らしの件もあっただろう? だから、危ないと思って君を迎えにきたんだ」
「ディア。私はヴィルの様子をみてから事務所へ行くから、先に行ってなさい。せっかくエメレンス殿下が迎えに来て下さったのだから」
どうやら、イルメリはエメレンスの味方のようだ、と彼は感じ取った。
「あ、はい。行ってまいります」
いってらっしゃいと、イルメリは手を振って見送った。
「ヘイデンは、もう、事務所の方に行ってるの?」
歩きながらエメレンスは尋ねた。
「あ、はい。事務所荒らしの件もありますし、それに例の爆発事故。魔宝石が原因で無かったといっても、クズ石が使われたことによる見解資料をまとめなければならないようで……。それに、部隊長としての仕事もあるみたいで。王都にも行かなきゃいけないようなことを口にしていました。だから、余計に忙しいのだと思います」
「レン……。今日は、どうされたのですか?」
「うん。ほら、事務所荒らしの件もあっただろう? だから、危ないと思って君を迎えにきたんだ」
「ディア。私はヴィルの様子をみてから事務所へ行くから、先に行ってなさい。せっかくエメレンス殿下が迎えに来て下さったのだから」
どうやら、イルメリはエメレンスの味方のようだ、と彼は感じ取った。
「あ、はい。行ってまいります」
いってらっしゃいと、イルメリは手を振って見送った。
「ヘイデンは、もう、事務所の方に行ってるの?」
歩きながらエメレンスは尋ねた。
「あ、はい。事務所荒らしの件もありますし、それに例の爆発事故。魔宝石が原因で無かったといっても、クズ石が使われたことによる見解資料をまとめなければならないようで……。それに、部隊長としての仕事もあるみたいで。王都にも行かなきゃいけないようなことを口にしていました。だから、余計に忙しいのだと思います」