婚約者には愛する人ができたようです。捨てられた私を救ってくれたのはこのメガネでした。
◇◆◇◆
エメレンスはリューディアとの秘密の関係を公にするために、コンラット公爵家に使いを出した。それから、もちろん自分の両親にも。兄の立太子の儀に合わせて一度彼女を連れて帰るから、そのときにいろいろと手続きをすませたい、という意思表示をしっかりと匂わせて。
また、採掘現場には、現場を離れていた魔導士たちも戻ってきた。だからこそ、エメレンスたちも現場を離れやすくなった。もちろん、責任者であるヘイデンはぎりぎりまでここに残っていると言う。
「ディア、緊張してる?」
「え、ええ。眼鏡が無くて……」
「大丈夫。君は魅力的な女性だから。自信を持って。そう、シャルコの現場で働いているときのように」
「レン……」
エメレンスはリューディアとの秘密の関係を公にするために、コンラット公爵家に使いを出した。それから、もちろん自分の両親にも。兄の立太子の儀に合わせて一度彼女を連れて帰るから、そのときにいろいろと手続きをすませたい、という意思表示をしっかりと匂わせて。
また、採掘現場には、現場を離れていた魔導士たちも戻ってきた。だからこそ、エメレンスたちも現場を離れやすくなった。もちろん、責任者であるヘイデンはぎりぎりまでここに残っていると言う。
「ディア、緊張してる?」
「え、ええ。眼鏡が無くて……」
「大丈夫。君は魅力的な女性だから。自信を持って。そう、シャルコの現場で働いているときのように」
「レン……」