禁断溺愛〜政略花嫁は悪魔に純潔を甘く奪われ愛を宿す〜
さらに女遊びも激しく、週末は別宅に複数の愛人を連れ込んでいるようだ。
嫌悪感しか抱けない男の〝妻〟として生きていかなくちゃいけないのは、つらくて、惨めで、苦しかった。
そんな私に、東藤は嘲笑うように告げた。
『今夜から四十九日後にお前を抱く。楽しみだなぁ、清華』
頭から冷水を浴びせられたみたいだった。
恋をする機会だけでなく、身体まで奪うというの?
せめて初めてだけは、ううん、初めて以外も全部……愛する人に捧げたかったのに……!!
せいぜい処女の時間を震えて過ごせ、と長い時間をかけてじっくりいたぶる東藤の趣向に、吐き気がする。
こうやって東藤は、警察や公安に会社や私との関係性を勘ぐられないよう偽装すると同時に、私に恐怖を与えて支配するためだけに、夫ぶってこの家に帰ってくるのだ。
今日はまだ抱かれないという安心感と、あと何日でこの男にというドロドロとした真っ黒な憎しみに、心が大きく揺さぶられる毎日。
寝不足と心身の疲労、気を張り詰めて接しなければいけない夫との生活は、じわじわと自分の首を絞めていく気がした。
だからせめて、心の中だけでも明るく、今まで通り元気いっぱいに過ごさなくちゃ。それで絶対にいつか離婚して、警察に突き出してやるんだから!
嫌悪感しか抱けない男の〝妻〟として生きていかなくちゃいけないのは、つらくて、惨めで、苦しかった。
そんな私に、東藤は嘲笑うように告げた。
『今夜から四十九日後にお前を抱く。楽しみだなぁ、清華』
頭から冷水を浴びせられたみたいだった。
恋をする機会だけでなく、身体まで奪うというの?
せめて初めてだけは、ううん、初めて以外も全部……愛する人に捧げたかったのに……!!
せいぜい処女の時間を震えて過ごせ、と長い時間をかけてじっくりいたぶる東藤の趣向に、吐き気がする。
こうやって東藤は、警察や公安に会社や私との関係性を勘ぐられないよう偽装すると同時に、私に恐怖を与えて支配するためだけに、夫ぶってこの家に帰ってくるのだ。
今日はまだ抱かれないという安心感と、あと何日でこの男にというドロドロとした真っ黒な憎しみに、心が大きく揺さぶられる毎日。
寝不足と心身の疲労、気を張り詰めて接しなければいけない夫との生活は、じわじわと自分の首を絞めていく気がした。
だからせめて、心の中だけでも明るく、今まで通り元気いっぱいに過ごさなくちゃ。それで絶対にいつか離婚して、警察に突き出してやるんだから!