9度目の人生、聖女を辞めようと思うので敵国皇帝に抱かれます
男らしく整った鼻梁に唇、そして鮮烈な印象を残す水色の瞳。類まれなる美貌に不意打ちでやられ、一瞬呼吸が止まりかけた。
そんなセシリアの様子を、デズモンドは微笑みながら眺めている。
デズモンドは、セシリアを前に乗せ、後ろから抱き込むようにして馬を走らせた。
ふたりきりで、朝靄のかかった森の中を馬で進む。
朝露で緑葉が濡れ、あたり一面にみずみずしい芳香を漂わせている。
デズモンドの広い胸板を背中に感じて、セシリアは終始胸を高鳴らせていた。
(何だか、距離が異様に近い気がするわ)
エンヤード王国からオルバンス帝国に向かう際、相乗りしたときとはまるで空気が違った。
彼の体温や吐息、逞しい腕が器用に手綱を操る様を、どうしようもなく意識してしまう。
長い間馬に乗り、たどり着いたのは、王城を取り囲む森の向こうに広がる帝都だった。
公共の厩に馬を繋ぎ、デズモンドとともに、町を散策する。
そんなセシリアの様子を、デズモンドは微笑みながら眺めている。
デズモンドは、セシリアを前に乗せ、後ろから抱き込むようにして馬を走らせた。
ふたりきりで、朝靄のかかった森の中を馬で進む。
朝露で緑葉が濡れ、あたり一面にみずみずしい芳香を漂わせている。
デズモンドの広い胸板を背中に感じて、セシリアは終始胸を高鳴らせていた。
(何だか、距離が異様に近い気がするわ)
エンヤード王国からオルバンス帝国に向かう際、相乗りしたときとはまるで空気が違った。
彼の体温や吐息、逞しい腕が器用に手綱を操る様を、どうしようもなく意識してしまう。
長い間馬に乗り、たどり着いたのは、王城を取り囲む森の向こうに広がる帝都だった。
公共の厩に馬を繋ぎ、デズモンドとともに、町を散策する。