The Very Mary X'mas 《『出逢いがしらに恋をして』 番外編その2》
「普通、宝石が散らばってるとかいうよね。ドロップはなかなか新鮮だな。とってもひよりらしい」

 そういえばそうだ。

 また食いしん坊って思われちゃうかな。
 でも首を回してジュリオさんを見ると、本当に嬉しそうな薫。

 ま、いいか。
 彼が喜んでくれてるから。
 でも一応、文句は言っておこう。
「もう、そんなに笑わないでくださいって」

「じゃあ、これは何に例えてくれるのか、楽しみだな」
 
 そう言うと、彼は後ろからわたしの左手を掴み、薬指にリングを嵌めた。

 ゆるやかにウェーブを描くリングの中央に、大粒のダイヤが煌めている……

 窓に映る、彼の極上の笑み……

「俺からのクリスマスプレゼントだよ」
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