若い身空で老人と結婚することになりましたが実は呪いをかけられた王子様でした
マリーは安堵と共にとても驚いた。
そこにはトムただ一人が立っており、その足元には、二人の強盗が横たわっていたのだ。マリーは驚きながらも、
「トムさん、ケガは??」
と、駆け寄った。
「ケガはありません。私の事より、マリーさんこそ、ケガはないですか?」
と、トムが心配そうに聞いてきた。
「私は大丈夫です。あの、さっきは、どうして嘘だと分かったんですか?」
「簡単ですよ。マリーさんの声が少し震えていたし、私を呼び捨てにしたからです。すぐに何かあったのだと思いました。」
と、落ち着いた口調で答えた。マリーはトムが異変に気づいてくれたことにとてもうれしくなった。
「ところで、これは一体・・・」
と、マリーは倒れている男を見ながら、トムに問いかけた。
「おそらく暗かったので、お互い私と間違えて相打ちにでもなったのでしょう。とりあえず、縄で縛って、明日にでも突き出しましょう。」
と、トムは淡々を答えた。
そんなことってあるのかしら?とマリーは不思議に思いながらも、トムの言う通りにした。