若い身空で老人と結婚することになりましたが実は呪いをかけられた王子様でした
城の専属医師は、すぐにマリーに適切な処置を施した。
それから、看護師に言って、扉の外で待っていたトーマス王子を呼んだ。
トーマス王子は、医師を見るなり、
「彼女の容態は?」
と、聞いた。
「まだ熱は高いですが、薬も飲ませましたので、呼吸もじきに楽になるでしょう。
4~5日で回復する見込みですが、熱が下がるまで看護師をマリー様のお側につけておきます。」
と言った。
「よろしく頼む。」
と、トーマス王子はほっとした様子で医師に礼を言った。
それからというもの、トーマス王子は看護師を見かける度に、
「熱は下がったか?」
「彼女の様子は?」
と質問攻めにしていた。
そして、医師の適切な処置と看護師の賢明な看病のおかげで、2日目には熱も引き始めた。