若い身空で老人と結婚することになりましたが実は呪いをかけられた王子様でした
帰還祝賀会と婚約式 当日


祝賀会は国を挙げて行われ、数日前から既に国中はお祭り騒ぎだった。

城門も解放され、城の周りには戻ってきたマリアンヌ姫を一目見ようと、多くの国民が城に詰めかけた。

美しいドレスに身を包んだマリアンヌ姫がバルコニーに姿を現すと、国民が万歳三唱で喜んだ。

とてつもない歓声に、マリーはとても緊張したが、こんなにもたくさんの人が、私の帰りを喜んでくれていると思うと、自然と笑顔になった。

国民への挨拶も終わり、城内では、マリアンヌ姫とトーマス王子の婚約式が滞りなく行われた。近隣諸国から招かれた王族達にも祝福され、長い道のりだったが、二人は正式に婚約することが出来た。

3ヶ月後、いよいよ二人は結婚する。

トーマス王子の本心を言えば、マリーをウッドベリー王国に連れて帰り、結婚式まで一緒にいたかったが、ベリーナ王国の王妃に拒まれ、結婚式までの3ヶ月間、二人は再び離れ離れとなった。それでも週1回、結婚式の打ち合わせも兼ねて、トーマス王子は足繁くベリーナ王国へ通った。
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