Love Sweet December甘い甘い12月の恋
無理やり涙を止めて
心を落ち着かせる。


気づくとお昼休みは終わっていた。


「そういえば…どうしてここへ?」


なんであんないいタイミングで
裕也が現れたんだろう?


「ああ……冬美さんが──
多分、みぃが泣いているから
行ってやれって教室まで来てくれてさ…」


「そっか…冬美がね──」


「私が行くより
俺が行った方がいいって言ってたから…」


冬美…気を利かせてくてたんだね。


やっぱり…冬美が友達で
よかったな。


♪キ~ン~コ~ン~カ~ン~コ~ン♪


「あっ…チャイム──裕也?
お昼……終わっちゃったよ?」


「……もう、さぼっちゃおうぜ?
どうせ後は、ホームルームだけだろ?」


幸いにも、私の学校のロッカーは
教室から離れた所にある。


普段はそこに荷物を置いているから
教室には戻らなくてもいい。


「荷物持って、コンビニにいて?
俺も──すぐに行くから」


「うん…」


私は初めて学校をさぼった。


基本的にまじめに生きてきたつもりだから…
そんな経験なくて──余計にドキドキしたんだ?

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