しづき
今まで、誰かに信じてもらうことなんてなかった。
心は歪んで塞がって。
誰よりも誰かを疑うようになってしまった。
だけど白は、そんな私を信じ続けてくれた。
「しろ…」
私を包む温もりに、胸が熱くなる。
「ごめんなさい、ありがとう」
泣くほど不安にさせてごめんなさい。
信じてあげられなくてごめんなさい。
信じていてくれてありがとう。
その晩食べたオムライスは
ちょっと冷めてしまったけど、今まで食べた中で一番おいしかった。