【コミカライズ】Rain or Shine〜義弟だから諦めたのに、どうしたってあなたを愛してしまう〜

「あの……仕事は大丈夫なの? 顔は見たし、お母さんには元気だって伝えてくれる?」
「仕事は平気。今日は前乗りしただけだから、一日フリーなんだ」
「そう……なの……」

 恵介は何が言いたいの? わからないから怖い。早く帰ってほしい。じゃないと家事が出来なくて、またあの人に怒られちゃう……。

「お義兄さんは?」
「仕事よ。いつも九時前には帰ってくるかな……」
「ふーん。ねぇ、アイスコーヒーとかある? なければ麦茶とかでもいいけど」
「アイスコーヒーなら……待ってて」

 瑞穂が言うと、恵介はダイニングテーブルの椅子に腰掛け、カウンター越しに瑞穂を見つめていた。

 そういえば実家にいる時も、こうしてカウンター越しに会話したな……。あの頃は牛乳をちょうだいなんて言われて、グラスを渡す時に触れる指にドキドキした。
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