エリート警察官の溺愛は甘く切ない
「お待たせしました!」

出来上がった料理を、テーブルの上に置くと、皆から歓声の声が上がる。

「美味しそう!」

「いただきまーす。」

「あっ、ご飯とかありますか?」

「はい、ご飯ね。」

自分用に炊いていてよかった。


ビール飲みながら、肉とご飯。

皆、食べ盛りのように食べている。

こうして見ると、可愛いな。


「皆さんは、おいくつなんですか?」

「23です。」

「警察官になって、2年目です。」

明るいな。

圭也さんから伝わる責任の重さとか、感じない。

憧れの職業に就いて、ウキウキしてんのかな。


「美味い!さすがです!奥さん。」

奥さん!あまり言われた事のないワードに、ニヤッとする。

「いいですね。毎日、こんな夕食食べれるなんて。」

「ははは。」
< 38 / 90 >

この作品をシェア

pagetop