エリート警察官の溺愛は甘く切ない
何がはははだ。

夕食は、はっきり言って、どうしているのか分からない。

ゴミ箱には、コンビニのレシートが大量に捨ててあったから、たぶんコンビニ弁当で済ませているんだろうけど。


「奥さん、ご飯おかわりできますか?」

「はい。」

お茶碗を回収し、キッチンへと向かった。

「俺、トイレ行ってくる。」

圭也さんが立ち上がり、テーブルには3人だけになった。


「奥さん、いい人だな。」

「そう?思ったよりも普通じゃない?」

佐藤さんという女性の言葉に、ピクッとなった。

「あの一条さんの奥さんだから、もっと綺麗な人だと思ってた。」

おいおい、美人じゃなくて悪かったな!

「料理もとりわけ、美味しいってものじゃないし。」

はあああ?

何なの?あの佐藤って言う子。

どこまで私の文句を言うの?


私、何かした?

初対面のはずですけど⁉
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