エリート警察官の溺愛は甘く切ない
そして、その日はやってきた。

「紗良さん。今から神社にお参りに行かない?」

お義母さんから連絡があり、私はせっかくだからと準備した。

圭也さんには、メールで連絡しておいた。


待ち合わせは、近くの喫茶店だった。

「お義母さん。」

「ああ、紗良さん。」

お義母さんが、私に手を振っている。

相変わらず、いいところの奥さんって感じだ。


「すみません、お待たせしちゃって。」

「いいのよ。私こそ、突然呼び出してごめんなさいね。」

こうしていると、いいお姑さんなのだが。

「それで、どんな神社ですか?」

「ふふふ。楽しみにしていて。」

私達はお店を出ると、一緒に神社に向かった。

途中でバスに乗ったり、歩いたり、どうやら大変な場所にあるらしい。


「私ね、娘もいるんだけど。お嫁さんって言うのは、また格別なものね。」

「そう言って頂けると、嬉しいです。」
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