エリート警察官の溺愛は甘く切ない
お義母さんが早めにタクシーを呼んでくれたお陰で、直ぐに産婦人科に着く事ができた。
「流産しかかってますね。しばらく病院で、安静にしてください。」
「そんな……」
私よりもお義母さんの方が、ショックを受けていた。
そして連絡を聞いて、圭也さんが病院に駆けつけてくれた。
「お腹の子は?」
「ああ、圭也。無事だけど、安静にしてくださいって。」
全部お義母さんが、圭也さんに伝える。
私の出る幕なし?
「私が神社に連れて行ったのが、悪かったのかしら。」
「だから何で急に、神社なんて。」
するとお義母さんは、喚き始めた。
「男の子が欲しいのよ!」
「まだそんな事言ってるのか!どっちだって、構わないだろ!」
圭也さんは、お義母さんにはっきり言ってくれた。
「何言ってるのよ!もし、女の子だったら!孫だと認めませんからね!」
その瞬間、お腹からサーっと、何かが降りていった気がした。
「一条さん?一条さん?先生、一条さんから出血です!」
看護師さんが早めに気づいてくれたけれど、私の赤ちゃんは、お腹から旅立って行ってしまった。
「流産しかかってますね。しばらく病院で、安静にしてください。」
「そんな……」
私よりもお義母さんの方が、ショックを受けていた。
そして連絡を聞いて、圭也さんが病院に駆けつけてくれた。
「お腹の子は?」
「ああ、圭也。無事だけど、安静にしてくださいって。」
全部お義母さんが、圭也さんに伝える。
私の出る幕なし?
「私が神社に連れて行ったのが、悪かったのかしら。」
「だから何で急に、神社なんて。」
するとお義母さんは、喚き始めた。
「男の子が欲しいのよ!」
「まだそんな事言ってるのか!どっちだって、構わないだろ!」
圭也さんは、お義母さんにはっきり言ってくれた。
「何言ってるのよ!もし、女の子だったら!孫だと認めませんからね!」
その瞬間、お腹からサーっと、何かが降りていった気がした。
「一条さん?一条さん?先生、一条さんから出血です!」
看護師さんが早めに気づいてくれたけれど、私の赤ちゃんは、お腹から旅立って行ってしまった。