離縁するつもりが、極上御曹司はお見合い妻を逃がさない
「は、はい」
たったそれだけのことなのに、握られている腕が熱を帯びていく。
つい先日まで赤の他人だった彼が、急に近い存在になったのに気持ちがついていかないのだ。
「それじゃあ、頑張って」
「ありがとうございます。直秀さんも」
「サンキュ」
彼は軽く手をあげて去っていった。
その日、仕事を終えると、直秀さんからメッセージが入っているのに気づいた。
【終わったら連絡して。食事に行かないか】
デートのお誘い?
婚約したのに、デートすら未経験。
こんなカップルいるだろうか。
【今、終わりました。食事のお誘いうれしいです。でも直秀さん、お忙しいのでは?】
そもそも私たちが結婚をするのは、互いに仕事に集中したいからなのに。
病院を出て返事を送ると、しばらくして電話が鳴った。
「もしもし」
『俺』
「はい」
〝俺〟でわかる関係って、ちょっとキュンとするかも。
たったそれだけのことなのに、握られている腕が熱を帯びていく。
つい先日まで赤の他人だった彼が、急に近い存在になったのに気持ちがついていかないのだ。
「それじゃあ、頑張って」
「ありがとうございます。直秀さんも」
「サンキュ」
彼は軽く手をあげて去っていった。
その日、仕事を終えると、直秀さんからメッセージが入っているのに気づいた。
【終わったら連絡して。食事に行かないか】
デートのお誘い?
婚約したのに、デートすら未経験。
こんなカップルいるだろうか。
【今、終わりました。食事のお誘いうれしいです。でも直秀さん、お忙しいのでは?】
そもそも私たちが結婚をするのは、互いに仕事に集中したいからなのに。
病院を出て返事を送ると、しばらくして電話が鳴った。
「もしもし」
『俺』
「はい」
〝俺〟でわかる関係って、ちょっとキュンとするかも。