離縁するつもりが、極上御曹司はお見合い妻を逃がさない
また爆弾発言をする直秀さんが手を伸ばしてきて本当に私の頬に触れるので、心臓がドクッと大きな音を立てる。


「えっ……」
「食べる前の肌も知っておかないと、効果がわからないだろ?」


少し触ってわかるほどのすごい効果は、さすがに出ないわよ!

心の中で叫ぶも、彼が笑いを噛み殺しているので口には出せない。
きっとからかわれたのだ。


「そ、そうですね。触っておきます」


私が両手で自分の頬をつかむと、彼は目を細めておかしそうに肩を震わせていた。


それから、結婚の話になった。


「今週末に、俺の実家に顔を出してくれる?電話で結婚は報告してあるから」

「わかりました」


本当に結婚に向けて動きだすんだ。
なんだか緊張してきた。


「ただ、俺の妻になると少々注目されることがあるかもしれない。そこだけ我慢してほしい」


どうして注目されるのだろう。

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