エリート官僚は政略妻に淫らな純愛を隠せない~離婚予定でしたが、今日から夫婦をはじめます~
父がどんなビジョンを持っているかは分からないけれど、見通しが立ったのは大きい。
これで一哉との離婚なんて考えは捨ててくれると嬉しいのだけれど。
「俺の両親は口出ししすぎなんだよな。でもお義父さんの許可を得たからそのうち説明はするよ」
「え? すぐに説明に行かないの? せっかく地元に帰ってきてるのに」
「明日は澄夏と一緒に帰る。異動になったらまたしばらく忙しい日が続くから、今の内に夫婦の時間を持ちたいだろ?」
「うん……私も」
彼の申し出に嬉しくなって、寄り添う。
温かな胸に抱き寄せられて、胸がとくんと打った。
このまま幸せに浸っていたい気持ちが大きいが、彼に話しておかなくてはならないことがある。
「ねえ一哉さん、話があるんだけど」
「どうした?」
話題を変えようとする意図に気付いたのか、彼が相槌を打つ。
「実は昨日、マンションに南雲真咲さんが来たの」
「え?」
一哉は全く把握していなかったようで、驚いたように肩を揺らした。
「一哉さんが仕事に出て一時間くらいしてからだったかな。突然尋ねてきて、話があるって言うから部屋に上がって貰ったんだけど」
これで一哉との離婚なんて考えは捨ててくれると嬉しいのだけれど。
「俺の両親は口出ししすぎなんだよな。でもお義父さんの許可を得たからそのうち説明はするよ」
「え? すぐに説明に行かないの? せっかく地元に帰ってきてるのに」
「明日は澄夏と一緒に帰る。異動になったらまたしばらく忙しい日が続くから、今の内に夫婦の時間を持ちたいだろ?」
「うん……私も」
彼の申し出に嬉しくなって、寄り添う。
温かな胸に抱き寄せられて、胸がとくんと打った。
このまま幸せに浸っていたい気持ちが大きいが、彼に話しておかなくてはならないことがある。
「ねえ一哉さん、話があるんだけど」
「どうした?」
話題を変えようとする意図に気付いたのか、彼が相槌を打つ。
「実は昨日、マンションに南雲真咲さんが来たの」
「え?」
一哉は全く把握していなかったようで、驚いたように肩を揺らした。
「一哉さんが仕事に出て一時間くらいしてからだったかな。突然尋ねてきて、話があるって言うから部屋に上がって貰ったんだけど」