エリート御曹司は独占欲の募るまま、お見合い令嬢を愛で落とす
私を乱暴に押し倒した涼ちゃんには恐怖心を抱いたのに、紳士的な彼はちっとも怖くない。
「やめないで」
横たえていた体を急いで起こして、ベッドの脇に立つ彼の腕を掴む。
一糸まとわない姿を見られる恥ずかしさはあるけれど、彼にすべてを委ねる覚悟はすでにできている。
「後悔しないか?」
「はい」
決意を新たにうなずくと、彼が隣に腰を下ろして私の頬に触れる。その大きな手の温もりを心地よく思っていると、額と瞼と鼻先に短いくちづけが次々に落ちてきた。
休む間もなく続く甘いキスに翻弄されているうちに、逞しい腕が背中に回ってワンピースのファスナーが静かに下りていく。そして、下着のホックがはずされて上半身があらわになった。
「綺麗だ」
お世辞でも褒められるのはうれしくて、緊張しているのに口もとが勝手に緩んでしまう。
照れながら上目遣いで彼を見つめていると、再び唇が重なる。角度を何度も変えてキスを交わしているうちに、体が後方に傾いて背中がベッドに触れた。
非の打ちどころがないスムーズな動きに圧倒されて動けない私を組み敷いたまま、彼が荒々しくネクタイを解いてワイシャツを脱ぎ捨てる。