初めての恋ー孤独な私を見つけてくれたー
「親や優海、優海の両親には俺からきちんと話す。でも、不安にならないで...。俺が悪かったからきちんとけじめつけるから。きちんと話したら、柚にも伝えたいことがある。それまで不安にさせてしまうけど、待ってて欲しい」柚歩はうなづいた。

「柚、気持ち落ち着いた?色々ありすぎてしんどかったよね。ごめんね」柚歩は凄く不安だったことを吐露した。

「私、ほんとに不安だった。門倉さんにも迷惑かけてしまうんじゃないかって思って...」「人の心配ばかりなんだから...。そういう柚のこと大好きだけど」

柚歩は琉生の言葉に一気に顔が真っ赤になった。

「これからはどんな不安なことも絶対話して...。俺はいつも柚の味方だから... ...。あの頃からずっと...」二人は再び顔を近づけてキスをした。先ほどのキスとはくらべものにならないくらい、深いものだった。

「っあ... あ...」

「柚、鼻で息をして...。俺、我慢できないかも...。でも、柚との関係は壊したくないから、今日はこれで我慢する...」琉生は少し苦しそうにそっとい唇を離した。

柚歩はドキドキが止まらなかった。初めてしたキスにいつの間にか意識をもっていかれそうになっていた。
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