秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
男性に肩を貸し、立ち上がるのをサポートした。
男性は立ち上がる時、一瞬苦痛に顔を歪めたけれど、その後はゆっくりであれば自力での歩行ができた。
「お嬢さん、世話をかけさせたな。だが、もう大丈夫だ。行ってくれて構わん」
「まさか、このままお仕事を続けるつもりですか!?」
「もちろんだ。この後の予定に穴を開けるわけにはいかん」
強い口調で言い切られた。交代の人員がいないのなら、続きの水やりは私が代わりに行ってもよかったのだが、男性は絶対に聞き入れてくれなそうだ。
「では、私に少しだけ時間をいただけませんか? 私の処置で、多少なり痛みを軽減できるかもしれません」
喉まで出かかった水やり交代の案をグッのみ込んで、私は違う提案をした。
実は、急な腰痛に鍼の施術は効果的だ。
「ほぅ……。あまり悠長にはしていられんが、三十分なら時間を取ろう」
男性の声は、この状況をどこか楽しんでいるような、面白がっているような、そんな響きだった。
男性は立ち上がる時、一瞬苦痛に顔を歪めたけれど、その後はゆっくりであれば自力での歩行ができた。
「お嬢さん、世話をかけさせたな。だが、もう大丈夫だ。行ってくれて構わん」
「まさか、このままお仕事を続けるつもりですか!?」
「もちろんだ。この後の予定に穴を開けるわけにはいかん」
強い口調で言い切られた。交代の人員がいないのなら、続きの水やりは私が代わりに行ってもよかったのだが、男性は絶対に聞き入れてくれなそうだ。
「では、私に少しだけ時間をいただけませんか? 私の処置で、多少なり痛みを軽減できるかもしれません」
喉まで出かかった水やり交代の案をグッのみ込んで、私は違う提案をした。
実は、急な腰痛に鍼の施術は効果的だ。
「ほぅ……。あまり悠長にはしていられんが、三十分なら時間を取ろう」
男性の声は、この状況をどこか楽しんでいるような、面白がっているような、そんな響きだった。