秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「ただし、届けが受理されて、正式な職員が就任するまでには時間がかかる。慈善活動に熱心なヴェラムンド伯爵夫妻に、一時的な支援を願う。本来なら俺が動くのが筋なのだろうが、王子である俺が直接介入することは政治のバランスを危うくする。国家としての正式な救済ではないが、目の前で困っている民がいるのだ。ここは人の善意に頼り、目の前の困窮に対処する」
続くアズフィール様の言葉にセルジュは僅かに目を見張り、次いでフッと細くした。その表情は、満足げに見えた。
「耳触りがいいだけの正論は好きではありませんが、殿下の口からその言葉が聞けたのなら十分です。よろしいでしょう。その実行を条件に、これは殿下にお返しいたしましょう」
「条件は受け入れた、早急に実行しよう。して、其方の望みというのはなんだ? ここの件は、望みとは違うのだろう」
「その前にひとつ、伺わせてください。殿下は昨夜、陛下に対し内々に告げられたはず。今後、イザベラ様の処遇はどのようになりそうでしょう?」
続くアズフィール様の言葉にセルジュは僅かに目を見張り、次いでフッと細くした。その表情は、満足げに見えた。
「耳触りがいいだけの正論は好きではありませんが、殿下の口からその言葉が聞けたのなら十分です。よろしいでしょう。その実行を条件に、これは殿下にお返しいたしましょう」
「条件は受け入れた、早急に実行しよう。して、其方の望みというのはなんだ? ここの件は、望みとは違うのだろう」
「その前にひとつ、伺わせてください。殿下は昨夜、陛下に対し内々に告げられたはず。今後、イザベラ様の処遇はどのようになりそうでしょう?」