秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
セルジュは聖水を破棄せずにいた。そして、昨日の暗殺計画失敗を当たり前のように語ってみせる。
私はこの段階になると、セルジュにアズフィール様暗殺をやり遂げるつもりはなかったのではないかと、薄々思い始めていた。おそらく、アズフィール様も同じだろう。
「まだ確定ではないが、おそらく北の城塞に送られることになる」
「では、そこに私を同行させていただきたく。それが私の望みでございます」
セルジュは躊躇いなく答え、瓶に栓を嵌めると、アズフィール様に向けてスッと差し出した。
「……セルジュ、ひとつ聞かせて。あなたの生い立ちを考えると、イザベラ様とあなたの間には大きな隔たりがあるように思えてならないわ。主従としての忠義があるにしても、流刑地にまで同行しようとするのはどうして?」
「憎悪と憧憬は、紙一重。……これが、十年を経て辿り着いた結論です」
「え?」
セルジュの言葉は予想外のものだった。
私はこの段階になると、セルジュにアズフィール様暗殺をやり遂げるつもりはなかったのではないかと、薄々思い始めていた。おそらく、アズフィール様も同じだろう。
「まだ確定ではないが、おそらく北の城塞に送られることになる」
「では、そこに私を同行させていただきたく。それが私の望みでございます」
セルジュは躊躇いなく答え、瓶に栓を嵌めると、アズフィール様に向けてスッと差し出した。
「……セルジュ、ひとつ聞かせて。あなたの生い立ちを考えると、イザベラ様とあなたの間には大きな隔たりがあるように思えてならないわ。主従としての忠義があるにしても、流刑地にまで同行しようとするのはどうして?」
「憎悪と憧憬は、紙一重。……これが、十年を経て辿り着いた結論です」
「え?」
セルジュの言葉は予想外のものだった。