秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
彼女がなにをしているのか知りたかったが、これ以上目を開け続けていることが難しく、俺は一旦瞼を閉じた。
彼女が俺の左肩にテキパキと応急処置を施していくのが見ずともわかった。内臓の痛みはなくなっているのに、肩の傷は消毒薬をかけたり、さらし布を巻きつけたりする度に痛みがあった。
……どういうことだ?
致命傷の内臓が一切痛まず、軽傷であるはずの肩にのみ痛みを覚えることを不思議に思った。
彼女が処置を終えるのとほとんど同時に、俺が助けた夫らが入室してきて、俺の容体について話しはじめた。俺は意識こそだいぶ鮮明になっていたが、いまだ言葉を発せるような状態ではなく、頭上で交わされる会話に耳を傾けていた。
俺の腹について、彼女は『特に問題ない』と口にした。
なぜ、彼女は嘘をつくのか……。いや、おそらく彼女は嘘をつかねばならないのだ。
彼女が俺の左肩にテキパキと応急処置を施していくのが見ずともわかった。内臓の痛みはなくなっているのに、肩の傷は消毒薬をかけたり、さらし布を巻きつけたりする度に痛みがあった。
……どういうことだ?
致命傷の内臓が一切痛まず、軽傷であるはずの肩にのみ痛みを覚えることを不思議に思った。
彼女が処置を終えるのとほとんど同時に、俺が助けた夫らが入室してきて、俺の容体について話しはじめた。俺は意識こそだいぶ鮮明になっていたが、いまだ言葉を発せるような状態ではなく、頭上で交わされる会話に耳を傾けていた。
俺の腹について、彼女は『特に問題ない』と口にした。
なぜ、彼女は嘘をつくのか……。いや、おそらく彼女は嘘をつかねばならないのだ。