すべての世界で、キミのことが好き❤~告白相手を間違えた理由
「お父さん、すぐにいいよって言いそう」
 お姉ちゃんが言った。
「もしも、ダメって言われたら、お姉ちゃん、一緒にお願いしてくれる?」
「もちろんだよ! わんちゃん、家に来てほしいもん」

 お姉ちゃんが、心強い言葉をくれた。

 お母さんよりもお父さんの反応の方がドキドキするかも。普段あんまり話さないから、良く分からない。

「結愛が私にお願いしてくるの珍しいよね、どんな子なの?」

「友達は、ミニチュアダックスフンドって言っていたなぁ。めちゃくちゃ可愛いの!」

「えっ? 可愛い子じゃん。ほら、この子だよ!」

 お姉ちゃんがスマートフォンで調べてくれて、検索した画像を見せてくれた。

 お母さんと私はそれを覗き込む。

「そうそう、この子! 色もこんな感じ」

 さっき見た子が大人になっている姿の写真。栗毛色で、手足が短くて、胴長で小さい。大きな耳がほわんと垂れていて、目もキラキラしていて。大人になってもめちゃくちゃ可愛い!

 あの子はこんな風になるのかぁ。



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