魔力ゼロの出来損ないとして追放されましたが、二度目の人生は隣国の王家お抱えチート錬金術師になりました
 大書庫の管理も私だけでは難しかったから、国にお願いしている。既にラスヘイムで暮らしている私に、自国の貴重な魔導書を握られているのは抵抗があったようだから、ふたつ返事で引き受けてくれた。

「新しいものが作りたいというか、今とは違うことがしたいというか……。日常に変化が欲しいんだよね、きっと。ここに来てからいろいろなことがありすぎたし、身体が刺激を求めてるのかなあ」

「探しに行こうか」

「え?」

 顔を上げると、ノインが向かい側の席で頬杖をついていた。悪だくみでもするように、口角を引き上げている。

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