BAR
オイオイ〜予想通りじゃね−かよ! ハァ

「おぃ!里沙!!!」
本当にすいませんと莉雄は回りの客に頭を下げ、オロオロしてる里沙の肩を掴みカウンターに入ろうとした。


「おぃ、そいつ俺の同僚なんだけど!俺連れて帰えろうか?」
憂は莉雄を睨みつけながら言った。


あ〜なるほど・・・・こいつ里沙のこと、こいつ綺麗だしモテるもんな〜
ちょっと悪戯してやろう。

と考えた莉雄は里沙のこめかみに口づけ肩を更に寄せ憂に
「大丈夫ですよ、里沙は今日は俺の家に連れて帰りますから。」
と、ものすごく綺麗に微笑みカウンターの裏に入って行った。



その頃、憂は・・・

「クソッ!!何なんだよあいつ!」

と机を一回ガンッと蹴り一緒に来ていた子に当たっていた。


いいざま、と莉雄は一人ほくそ笑んでいた。


−−裏−−

「おぃ、里沙起きろ!今日は俺が送ってやるからそこら辺のソファで、寝とけ!」

「え、いいの?じゃあ今日だけごめんね〜」
と、まだ若干酔ってる里沙は眠りについた。



閉店後莉雄が里沙を送って行ったことは言うまでもない。


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