最後の夏をもう一度



「そんな悲しそうな顔しないの。今日は夏祭りなんだから」


「一緒に回ろうよ」、沙織に腕を引っ張られて俺は神社に向かった。



沙織と再び会えたのは嬉しい。


だけど、別れはやって来る。


夏祭りの終わり、それが沙織との別れになるだろう。
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