幼馴染くんの好きな人は私でした。



「っ日比人くんに!?」




うん、これは想像できた。


ひよちゃんの驚いた顔は今朝の私と似て見えて、こんなに心の中は荒れているのにも関わらずクスリと零れた微笑み。




ひよちゃんが日比人を知っているのは、同じ場所でバイトをしているから。




とは言っても、私たちはホール、日比人はキッチン担当だから、そこまで会話らしい会話はしなくて。




「あ、日比人くん!」



「ん?なにひよ。な…これなに」




共通の話題かなにかがあるようで、よく話しているのを見かける。私も混ぜてほしくて、つい話に入るけれど、その瞬間話が終わるのがいつものこと。




いくら仲が良くたって人の話に入るのって良くないよね、と気づいて最近は入らないようにしている。




コンビニで用を済ませた後に向かったのは、私の家とひよちゃんの家とのちょうど真ん中らへんにある公園。




ベンチは私の体温よりも少しだけあったかくて、ジメジメした。


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