嘘つきは恋のはじまり✗ 恋の終わり???

「深瀬が車乗ってるとか
なんか、変だね」



「高校の時みたいにチャリ2ケツがよかった?」



「うん
またしてみたい」



「オレ、足ガクガクするかも…
鍛えとく」



「ハハ…楽しみにしてる」



草薙と一緒にいたい

このまま続けよう

そう言われて
深瀬と一緒に古本屋さんに向かってる



深瀬の車の助手席

この前までは他の人が乗ってた



私がここに乗っていいの?

深瀬に確認したくなる



このまま続けよう

私たちの続きはどうなるのかな?

深瀬に聞きたくなる



「ねぇ、深瀬…」



「なに?」



運転してる深瀬を見て
ドキドキした



「やっぱり、なんでもない」



「それナシ!」



「うん、じゃあ…
深瀬、昨日ウソついてたよ」



「ウソ?ついたっけ?」



フロントミラーで目が合った


照れる



「ついたよ」



「あー…元カノの写真?ホントにないよ」



「じゃなくて…
ホントは酔ってなかったでしょ
ビール、ノンアルだった」



「あー…
なんかオレ
恥ずかしいこと言ったかな…って…

草薙、困った顔してたし…」



オレってもぉ、涼には戻れないのかな?


それのこと?



「深瀬、なんか言ったっけ?」



とぼけてあげる



「忘れてるならいいや…」



「あ、ここ…
深瀬とよく歩いた道」



「歩いたね…
それは覚えてるんだ」



「うん、覚えてる」



「ホントこっちって何もなくて
よく古本屋でデートしたよね」



「え、アレってデートだった?」



「オレはそのつもりだったし
結構好きだった」



「深瀬、本好きだもんね」



「まぁ、本も好きだけど…
オレが立ち読みしてる横で
つまらなそうに待ってる草薙がかわいくて
古本屋行くの結構楽しみだった」



「つまらなそうだった?
私も漫画読んでたよ
深瀬の腕に寄り掛かりながら
深瀬、腕シビれなかった?」



「オレの腕で寝たこともあったよね」



「ハハハ…あったね」



「オレ、いつも本に集中できなかった」



「え、私、その頃から寝相悪かった?」



「あの時は逆にスゲーって尊敬した
立ったまま寝るなんて…」



「ハハ…
だって深瀬の隣、なんか安心した」



「オレはドキドキしてたけど…」



「私が倒れるんじゃないかって?」



「いや…
草薙が…かわいくて…
なんか草薙、いい匂いしたし…」



あの時に戻れたら…

そう思ったけど



戻るとか、始めるとかじゃなくて

このまま続けるんだもんね

私たち



昔の思い出をなぞりながら

新しい思い出を繋げてく

深瀬と一緒に



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