聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
「あ〜! 照未ちゃんだ〜!」



凝視していたら、薄ピンクの浴衣を着た女性──菜々子先輩が声をかけてきた。

その陽気な声に、恭子先輩と田尻さんも私たちの存在に気づき、3人揃って近づいてくる。



「清水くん、前田さん、こんばんは」

「やほやほ〜。お久しぶり〜」

「清水くんも来てたんだねー! どう? 楽しんでるー?」

「はい。とても」

「も、もちろんですっ」



チラッと横を見たら、いつの間にか眼鏡をかけていた。純次くんと同じ反応をされると思い、とっさに対応したのだろう。



「良かったら一緒に飲まない? 確か照未ちゃん、今日でお酒解禁なんでしょー?」

「そうですけど……」

「清水くんは〜? あ、確か早生まれだったっけ?」

「はい。なのでお酒は……」

「大丈夫大丈夫! ジュースも売ってるから!」

「何が好き〜? 先輩が奢ってあげよっか!」

「こらっ。邪魔しないの」
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