聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
振り向いて睨みつけるも、「へへっ、ごめんごめん」と反省するどころか舌を出して笑っている。
金子 純次くん。私と同い年の1年生で、料理研究サークルの貴重な男子メンバーの1人。
目元が丸みを帯びた愛らしい顔立ちで、「好きな食べ物はいちごプリンです」とでも言いそうな甘党な雰囲気をまとっているが、バイト先は韓国料理店。
大の激辛好きで、家には香辛料専用の棚があるらしい。
匂いにつられた彼が図々しく隣に座ってくる。
「危なっかしい包丁使いの照未ちゃんが煮物料理かぁ」
「危なっかしいは余計だよ。っていうかなんで知ってるの」
「お父さんに教えてもらった。お客さんが少ない時に練習してるんだって?」
ニヤリと、口角を片方だけ上げた純次くん。
なぜ私が不器用だと知っているのか。それは私のバイト先が、彼の家族が営む定食屋さんだから。
といっても、調理するのは金子家で、私はホールスタッフ。主にレジや配膳下膳がお仕事。
だが、飲食店に勤めているなら少しでもスキルを上げたいと思い、彼の両親に頼み込んで、客足が遠のいた時間帯にキッチンを使わせてもらっている。
会ったら毎回からかってくるから、わざといない日を狙ってやってたのに……店長め。
金子 純次くん。私と同い年の1年生で、料理研究サークルの貴重な男子メンバーの1人。
目元が丸みを帯びた愛らしい顔立ちで、「好きな食べ物はいちごプリンです」とでも言いそうな甘党な雰囲気をまとっているが、バイト先は韓国料理店。
大の激辛好きで、家には香辛料専用の棚があるらしい。
匂いにつられた彼が図々しく隣に座ってくる。
「危なっかしい包丁使いの照未ちゃんが煮物料理かぁ」
「危なっかしいは余計だよ。っていうかなんで知ってるの」
「お父さんに教えてもらった。お客さんが少ない時に練習してるんだって?」
ニヤリと、口角を片方だけ上げた純次くん。
なぜ私が不器用だと知っているのか。それは私のバイト先が、彼の家族が営む定食屋さんだから。
といっても、調理するのは金子家で、私はホールスタッフ。主にレジや配膳下膳がお仕事。
だが、飲食店に勤めているなら少しでもスキルを上げたいと思い、彼の両親に頼み込んで、客足が遠のいた時間帯にキッチンを使わせてもらっている。
会ったら毎回からかってくるから、わざといない日を狙ってやってたのに……店長め。