聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
「男の人に振る舞うの?」

「そうだよ」

「ふーん。彼氏? 友達?」

「……」

「あぁそうだった、いないんだったね」



無言で乗り切ろうとしたものの、無神経なセリフに口元がさらに引きつる。



「……純次くんは、学部どこだっけ」

「心理学部だけど」

「だったらもうちょっと気遣う姿勢を見せてもいいんじゃないかなぁ」



はぁ、と溜め息を漏らす。


毎回毎回、事あるごとに絡んでくるのはどうしてだろう。同じ大学だから? 私の調理センスが皆無だから?

黙ってたらかっこいいのに。せっかくのアイドルフェイスがもったいない。



「あと、いないのは彼氏だけで、友達はおるけんね。今年はまだ1人も会ってないけど」

「まだ6月だもんね」

「毎年クリスマスの後は、朝から夜まで年賀状書いてるんだから! 多い時は50枚近く……」

「前から気になってたんだけどさ、照未ちゃんって地方出身?」
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