聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
よって、これはデートではなく、立派な自習かつど……。



「清水くん」

「っ……! な、何?」

「部長が、写真撮ってくれるって」



振り向いたら、一眼レフを構えた部長が立っていた。素早く身なりを整えて、レンズに微笑みを向ける。



「ではいきまーす。はいっ、チーズ」



カシャッと1枚、ポーズを変えてもう1枚撮ってもらった。



「何気に初めてだよね。2人で撮るの」

「あぁ……そう言われたら確かに」

「現像できるなら特大サイズにしてもらおっかな〜。額縁に入れて飾るのもいいかも」

「えっ」

「ふふっ、冗談だよ。部屋には飾るけど」



前田さんはそう言い残すと、「写真見せてくださ〜い」と部長の元に駆け寄っていった。

あれやこれやと考えすぎたからなのだろうか。


『じゃ、2人とも、またね♪』


雰囲気も声質も正反対なのに、田尻先輩のイタズラっぽい笑顔と重なって見えた。
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