聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
レジに向かう女性2人組のお客さんを眺めていたら、料理が運ばれてきた。

店員さんからパスタと小皿を受け取り、オイルパスタを3等分に。

豊かな風味に感動しつつも、じっくり吟味し、岸元さんの意見も参考に話し合った結果、ボンゴレビアンコと和風きのこパスタを提供することにした。



「ふぅ、食った食った」

「金子、ソース付いてる」

「えっ。どこどこ」

「顎。右の、お前からしたら左側」

「左? ここ?」

「違う。もうちょっと、外」



教えるも場所がわからず、呆れたように笑って「ここだよ」とティッシュで拭う清水くん。


絶品料理をお腹いっぱい堪能して、新入生を迎える準備もできて。

これにてお開き……と言いたいところだけど、まだ1つ、やるべきことが残っている。


コーヒーを飲み干し、ふぅ、と一息ついたところで話を切り出す。



「お2人さん、そろそろ始めますけど、よろしいですか?」

「あ、もうやる? いいよー」

「うん。俺も大丈夫」
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