聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
返事をした彼らが足元のかごに手を伸ばす。

自分もトートバッグから、ノートとペンケースを取り出して……。



「本日はご多忙の中、お集まりいただきありがとうございます。それではこれより、第1回就活座談会を始めたいと思います!」



パチパチパチと、自身と友人2人の拍手が控えめに鳴り響く。


就活座談会とは、その名の通り、就職活動について意見交換したり、情報共有したりする会のこと。

本当は6月開始の予定だったのだけど、年末年始に帰省した際、陽次朗が第一志望の企業に就職が決まったと聞いて、早めに行うことにしたのだ。



「今回のテーマについて宿題を出しましたが、書いてきましたか?」

「はーい」

「もちろん」

「準備万端ですね〜。では早速発表していきましょう!」



宿題内容を書き込んだページを開く。


記念すべき初回のテーマは、第一印象や長所について。

就職活動においてベースとなるのは、とにもかくにも自己分析。

どんな性質を持っているのか、何が向いているのか、自分を知るところから始まる。

しかし、強みや魅力は、なかなか自分1人では気づきにくいもの。
< 156 / 243 >

この作品をシェア

pagetop