聖夜に舞い降りた灼熱のサンタクロース
「いいね〜。似合ってるよ! すっごく可愛い!」

「ありがと〜。照未は髪以外あんま変わってなさそうだけど、メイクはしてるんだよね?」

「うん。今日は眉毛と唇だけだけど……」



お互い、服装はダウンコートとデニムパンツ。だが、顔周りの華やかさは圧倒的に暁子のほうが上。


基本的に髪の毛は後ろで1つ結び。黒か茶色のゴムで、高校時代と全く同じヘアスタイル。

化粧品は入学するタイミングで一式揃えたものの、全部使っていたのは最初の1ヶ月だけ。

忙しない日々と新生活に疲れて、徐々に省略するようになっていき、ここ半年はファンデーションと眉毛、口紅しか付けていない。

寝坊した時は日焼け止めだけ塗って登校することもしばしば。


そう話すと、「ええー! 嘘やろー!?」と神社の敷地内に響くぐらいの声量で驚愕された。



「オシャレな人が行き交う都会で、すっぴん通学!? 気にならないの!?」

「街中におでかけする時は小綺麗にはしてるけど、登校する分には全然。メインは勉強だし」

「それはそうだけどさ……」
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