年下男子は恋愛対象になりますか?
子供の頃によくやっていたレースゲームが目についた。

私の隣に隼人君が移動してきて、手で持っていたゲーム機器の画面を覗き込む。

その近さにドキドキしたけど、そうなってるのは私だけみたい。

「どれですか?」

「これ」

「へぇ、由夏さんはこういうのが好きなんですね。テレビに繋げて対戦しましょうか」

ゲームの持ち主である隼人君と、数年ぶりにやった私。仕方のないことかもしれないけど、負けが続いて悔しくなる。

「あー、また負けた!私もこのゲーム買って家で特訓しようかな。隼人君にどうしても勝ちたいし」

「わざわざ買わなくても俺の家でやればいいじゃないですか」

「……入り浸ってゲームばっかりしてるかもよ?」

「由夏さんだったら大歓迎です」

単にそう思っただけかもしれないのに、意識し過ぎて深読みしてしまった。
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