年下男子は恋愛対象になりますか?
「傷付けてしまったのなら本当にすみません!でも、それには理由があって」

後ろに立った隼人君が話しかけてきたけど、無言のまま洗い物を始める。

理由があるとしても避けないでほしかったな。こんなことになるなら来ない方が良かったかも。

「その……、さっきは我慢してただけなんです!キスしたらとまらなくなりそうなので、理性と必死に戦っていました!あんな顔するなんてズルいですよ」

どんどんと小さくなっていく隼人君の声。
最後まで聞こえていた私の手がとまる。

どうやら墓穴を掘ったみたいだった。

「由夏さんが初めて来てくれたのに、キスして警戒されたら嫌じゃないですか。だから我慢してました」

「あの顔見といてキスしない方がひどいよ……」

明らかにキス待ち顔してたし、スルーされる方が恥ずかしいじゃん。

隼人君に聞こえるか微妙な声で呟いた。
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