年下男子は恋愛対象になりますか?
これ以上聞こえないふりをしても意味ないと思ったので、足を止めて振り返る。

そこには寝ている唯ちゃんを抱っこしている健太がいた。

「何?ついてこないでよ」

「お前がシカトするからだろ。佑介から連絡あったけど、まさか本当に会うとはな」

私は絶対に会いたくなかったんだけどね。

「こんな場所で会うなんて偶然ですねー。じゃあ、さようなら」

「何だよ、その他人行儀な挨拶は。っていうか、女子力アップとやらはどうした?」

私を上から下まで見た後、健太が笑いながらバカにしてきた。

いつ会っても本当にムカつく。

言い返したい気持ちもあったけど、最低限の会話だけしてその場を立ち去ることに決めた。

「隼人君待たせてるから、健太と話している暇ないの。もう話しかけてこないでよね」

「ふーん。仲直り出来て良かったじゃん」

「話しかけないでって言ってるでしょ!じゃあね」

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