年下男子は恋愛対象になりますか?
「そうだ、隼人君に紹介するね」

健太とはただの幼なじみで、それ以上でもそれ以下でもない。

まだ隣にいるし、ここで紹介しないのもおかしいと思ったので紹介することにした。

「さっき偶然会ったんだけど、幼なじみの健」
「こらー、健太!アンタこんな所で何やってんの!?トイレの近くで待ってるって約束だったでしょうが」

私が隼人君に紹介しようとした時、後ろから健太を呼ぶ声が聞こえた。私もよく知っている声。

「げ、うるせー奴が来た」

無言だった健太が反応する。

「うるせーとは失礼な!アンタ何で電話に出ないのよ?何回もかけたんだけど」

「悪い。マナーモードにしっぱなしで気付かなかった」

「はぁ!?アンタねぇ……」

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