年下男子は恋愛対象になりますか?
隼人君が立ち止まる。驚いた顔をして私を見てきたけど、目が合うと視線をそらされた。もしかして恥ずかしがってる?

「嫌……だった?」

バクバクしている心臓の音、隼人君にも伝わってるはず。

「嫌じゃないですけど、急にどうしたのかと困惑してます」

そうだよね。こんなこと今までしたことなかったし。

「雰囲気に呑まれたみたい」

その後しばらくの間、腕を組んで寄り添ったまま夜景を眺めた。

遠出したから出来たことであって、このシチュエーションじゃなければ無理だったと思う。

「隼人君のこと、昨日よりも好きになってる気がする」

普段なら恥ずかしくて言えないようなことをすんなり言えたのも、全部この雰囲気のせい。

「俺もです」
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