年下男子は恋愛対象になりますか?
『さっきは電話切っちゃってすみませんでした』

「ううん。それは良いんだけど、本当に1人で花火見に行ってるの?」

『由夏さん落ち込んでたので、スマホ越しからでも見せてあげたいなって思ったんです。すみません、こんなことされても嬉しくない……ですよね』

聞こえてくる隼人君の声は明らかに落ち込んでいた。無理して明るく笑ってる感じがする。

そうだよね。綺麗だねとか、ありがとうとか全く言ってなかったし、これまでの私の態度だと喜んでないと思っちゃうよね。

「嬉しくないわけじゃないよ!まさか1人だとは思ってなかったから驚いただけで。あと、私も一緒に行きたかったなーって」

『あ、これは行けなくなったあてつけじゃないですからね!?喜んで貰いたい一心だったんですけど、由夏さんの気持ちも考えずにすみません』

私の言い方が悪かったのか、更に落ち込ませてしまった。
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