年下男子は恋愛対象になりますか?
「こんばんは、由夏さん。来てくれて嬉しいです。今日はこないだと雰囲気が違いますね」

隼人君が微笑んで2人の目が合ったようだった。由夏は恥ずかしさからか、すぐに俯いてしまったけど。

っていうか、私からしたら隼人君もさっきと雰囲気違うけどね。これって由夏の前だからカッコつけてる可能性もある!?うわー、そうだとしたら最高じゃん。

「アイスコーヒーでございます」

私の前にも飲み物が置かれた。
とりあえず落ち込んでる感じはしない。

「ゆっくりしていって下さいね」

去り際にも隼人君は微笑みかけていた。
心配するまでもなかったかな。むしろ邪魔しちゃってすみませんって感じさえする。

「あらあら、見つめ合っちゃってー。ごちそうさまー」

隼人君が出て行ったのを見届けてから、顔を真っ赤にしている由夏に話しかけた。

「み、見つめ合ってないってば!それより、さっき途中だった話をしてよ」

反応見たさに、からかいたくなっちゃうんだよね。
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