年下男子は恋愛対象になりますか?
「んー?オーダーとりに来た時、名札見たら吉澤って書いてあったから話しかけてみたんだよね。っていうか、あんなイケメンに告白されるなんて凄いじゃん!」

そして、例の件も正直に話すことにした。
由夏に隠し事はしたくないし、怒られるだろうけど、これで少しでも安心してくれたらいいなって思ったから。

「あ、詐欺ではないってさ!少しショック受けてたっぽいけど」

言葉を聞いた瞬間、飲み物を吹き出しそうになっていた。うん。まぁ、驚くよね。こんなこと話していたとは思わなかっただろうし。

「ちょ、美樹!?」

「ごめんごめん。なんか、そういう流れになっちゃって。言うつもりはなかったんだけど、つい」

「もう、変なこと話さないでよ!それに例え詐欺だとしても、そうですなんて言わないでしょ」

「そうなんだけどねー。まぁ、隼人君なら大丈夫なんじゃない?」

「……何で?」

「勘」

それ以上は何も聞かれなかった。
でも、私の勘は間違っていないと思うよ?
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