年下男子は恋愛対象になりますか?
健太さんが答える前に、佑介さんがスマホを取り出して電話をかけ始める。

家に行くのだけはやめてくれ……
由夏さんも入れたりしないよな?

俺を見て健太さんがフッと笑う。

「ハヤト君さ、帰るんじゃなかったっけ?」

気になって帰れるわけがない。笑顔こそ崩さなかったが、何も答えられずにいた。

「あ、由夏?今さ健太と近くまで来てるんだけど、もし暇してるならこれから会わない?健太明日帰るしさ、美樹も誘って皆で」

そんな時、電話が繋がったようで佑介さんが喋り出した。全神経がそっちに集中する。

「ちょ、もしもし!?酷くね?途中で電話切られたんだけど」

「アイツ何だって?」

「今それどころじゃないから無理って言ってた」

俺は声を出さずに笑った。すぐに表情を戻したので2人には気付かれていないはず。

こういうところも由夏さんらしい。
ヤバい、油断すると顔がニヤケてくる。
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