年下男子は恋愛対象になりますか?
「あ、ごめ……」

「いえ」

思わず振り払ってしまったので、恐る恐る隼人君の方を見ると笑っていた。いつになく優しい笑い方。

「……何?」

「由夏さんって、本当に可愛いですよね」

今の私の姿を見てそんなこと言ってくれるの隼人君だけだと思う。いや、普段でも隼人君しかいないけど。

「お願いだから、あんまり見ないで」

「そのマスクって、すっぴんを隠す為にしてきたんですか?それとも赤くなってる顔を隠す為?」

私に配慮してくれたのか、駐車場の方を向いてくれた。隣に立って同じ方を向く。

「隼人君は全部お見通しだね」

「そんなことないですよ」

このタイミングで手を繋いできた隼人君はずるい。中に佑介と健太がいて、いつ出てくるか分からないのに。

「すみません。少しだけこうさせて下さい」
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