年下男子は恋愛対象になりますか?
「何でですか?」

「ちょっとメイクをしに戻りたいなー、なんて」

苦笑いを浮かべている私を見て、隼人君が軽く笑った。

「気にしなくて大丈夫ですよ。こないだビデオ通話した時も、由夏さんメイクしてなかったですし」

確かにそうなんだけど、あの時と今では状況が違うわけで。

「隼人君が気にしなくても、私が気にするの!」

すっぴんに眼鏡とマスク姿で会ってるくせに何言ってるんだって感じだろうけど、これだけは譲れなかった。

隼人君の前では、少しでも可愛くしていたい。

「家に帰ったら来てくれない可能性もあるじゃないですか。それに、今日あまり時間ないですよね?」

あ、そのまま来ないと思われてるみたい。かなりの覚悟で言ったんだけどな。

さっき嘘ついたせいで信用されてないのかも。
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