年下男子は恋愛対象になりますか?
「……キスしていいですか?」

隼人君の顔がゆっくり近づいてくる。

濡れた髪のせいか艶っぽい表情。
普通に握っていた手も、いつの間にか恋人繋ぎのような感じになっている。

「え!?ちょっ、待っ」
「すみません。待てないです」

濡れた髪が私の顔に触れたと思ったら、次の瞬間口を塞がれた。

まずい。これは非常にまずい。

私がバランスを崩しちゃったから倒れたわけだけど、隼人君は最初からこうするつもりだった!?

心臓が爆発しそうな程うるさい。
手に力を入れて訴えてみたけど、唇を重ねたまま強く握り返されてしまう。

「な、何もしないって約束したよね!?」

長い口づけの後、すぐに抗議した。

「由夏さんはしたくなかったですか?」

「そ、そういう問題じゃない!約束したのに隼人君の嘘つき!」

「由夏さんも嘘ついたじゃないですか」
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