年下男子は恋愛対象になりますか?
「すみません、そんなに嫌でしたか!?」

私の変化にいち早く気が付いた隼人君が慌てふためいた。繋いでいた手を離してから勢いよく起き上がる。

そのあと起こしてくれたけど、気まずくて目を合わせられなかった。

「何もしないって約束したのに、嫌な思いをさせてしまって本当にすみませんでした」

気持ちが伝わってくるほど申し訳なさそうな声。

「わ、私こそごめんね」

隼人君だけが悪いんじゃない。
あんなことがあったとはいえ、自分の意志でここに来た。

私がずっと意識してたように、隼人君だって顔には出さないだけで意識してたのかもしれないよね。

いい大人なのに涙目になってどうする。

「……約束破ったら、しばらく会ってもらえないんでしたよね」

あきらかに落ち込んでる隼人君。
声だけでも、さっきまでの雰囲気とは全然違うのが分かる。
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